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日本映画祭2014
- 開催期間:2014年2月6日~3月1日
- 開催場所:サンラモン地方博物館
サンラモン中央公園北側)
- 入場料:無料
2月6日(木)19時 「ALWAYS 三丁目の夕日 '64」(山崎貴監督)
昭和39年(1964年)――東京オリンピックが開催されるこの年。オリンピックを控えた東京は、ビルや高速道路の建築ラッシュとなり、熱気に満ち溢れていた。そんな中、東京下町の夕日町三丁目では、5年前と変わらず、個性豊かな住民たちが元気に暮らしている。
小説家の茶川竜之介は、ヒロミと結婚し、高校生になった古行淳之介と3人で仲良く生活していた。茶川商店の一角は改装され、ヒロミがおかみを務める居酒屋「新山藤」ができています。ヒロミは身重で、もうすぐ家族が一人増える様子。茶川は、「冒険少年ブック」の看板作家として、連載を続けていますが、新人小説家の作品に人気を奪われつつあった。
一方、鈴木則文とその妻・トモエ、一人息子の一平、住み込みで働く星野六子が暮らす鈴木オートは、順調に事業を拡大し、店構えも立派なものに。六子にも後輩の従業員ができ、厳しく指導をする姿はすっかり一人前。そんな六子は、毎朝おめかしをして家を出て行きます。それは、通勤途中の医者・菊池孝太郎とすれ違い、朝の挨拶をかわすためでした。六子のほのかな恋心を温かく見守るのは、大田キン。そして、小児科医・宅間史郎は、今日も町の人のために診療を続けています。
そんな折、茶川が隠していた、とある電報をヒロミが見つけてしまいます。果たして電報の主は誰なのでしょう? また、新人小説家の意外な正体とは? 一方、六子の恋の行方は? そして、三丁目の人たちにはどんな未来が待ち受けているのでしょうか?


2月13日(木)19時 「精神」(光石富士朗監督)
外来の精神科診療所「こらーる岡山」に集う様々な患者たち。病気に苦しみ自殺未遂を繰り返す人もいれば、病気とつきあいながら、哲学や信仰、芸術を深めていく人もいる。涙あり、笑いあり、母がいて、子がいて、孤独と出会いがある。そこに社会の縮図が見える。
代表である山本昌知医師のモットーは、「病気ではなく人を看る」、「本人の話に耳を傾ける」、「人薬(ひとぐすり)」。精神科病棟の鍵を取り払う運動にも取り組んできた「現代の赤ひげ」とも言える彼は、患者たちが地域で暮らしていける方法を模索し続けている。


2月20日(木)19時 「大阪ハムレット」(光石富士朗監督)
久保家を支えるのはいつも笑顔のお母ちゃん。ある日お父ちゃんが死んだ。なぜか笑いの絶えないお葬式の日、お父ちゃんの弟と名乗るおっちゃんがやってきた。
いつも大学生に間違われる老けた風貌の中学生の長男・政司は女子大生の由加と恋に落ちる。ヤンキー二男・行雄は学校の先生から「久保君はハムレットやなぁ」と言われ、辞書を片手にシェイクスピアの「ハムレット」を熟読。そして自分の出生に疑問を持つ。将来の夢は女の子になることと宣言した三男・宏基は、学校でからかわれ、思いのまま生きる辛さを味わう。
誰もが持つ悩みや日常の辛さを笑いで吹き飛ばし、前向きに生きる元気を与えてくれる心温まる人間ドラマ。


2月27日(木)19時 「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」(猪股隆一監督)
愛媛県四国中央市。ここは紙の生産高日本一を誇る、“紙の町”。しかし、折からの不況の影響で町は活気を失っていた。
四国中央高校・書道部の部長として、数々の書道展で賞をとってきた、高校3年生の里子。 書道家の父を持つ里子にとって、書道は父に認められるためのもの。父の期待に応えることが、いつしか里子にはプレッシャーになっていた。
nbsp; そんなある日、産休の先生の臨時教員として池澤が赴任してくる。 池澤は書道部の顧問となるが、全く教える気がない様子。しかし、池澤が生徒たちの前で、音楽にのせて流れるように書をしたためたことをきっかけに、里子たちの運命が大きく動き出す。
里子は、みんなのため、大好きな町を活気づけるために、“書道パフォーマンス甲子園”を思いつく。里子の思いは池澤に届き、池澤の指導のもと運動部並みの特訓を開始。部員の気持ちもひとつになっていく。その姿は、最初は冷たい反応を見せた大人たち、家庭の都合で部を離れ、高校も辞めようとしていた美央の心も動かす。
“書道パフォーマンス甲子園”当日。一丸となって挑む里子たち。書道への本気の思い、町に対するひたむきな思いが、ステージを包み込み、ある奇跡を起こそうとしていた…。

2月8日(土)14時 「ドラえもん のび太の恐竜2006」(渡部歩監督)
スネ夫に化石を自慢され、恐竜の化石が欲しくなったのび太。穴を掘って探していると、首長竜の卵を発見する。卵から孵った首長竜にピースケと名付け、押し入れで育てるが、大きくなりすぎて町は大騒ぎ。ドラえもんとのび太は、ピースケを1億年前の白亜紀につれていくことにする。
タイムマシンで移動中、恐竜ハンターに追われ、ピースケを誤って1億年前の北米に送ってしまう。のび太らは1億年前の北米でピースケを見つけるが、今度はタイムマシンが壊れ、さらにスネ夫たちが恐竜ハンターに捕まってしまう。
ドラえもんとのび太は何とか彼らを救出し、1億年前の日本に到着。そこで待っていたのは、ピースケと同じフタバスズキリュウの群れ。のび太たちはピースケをそこに残すと、現代へと戻っていくのだった。


2月15日(土)14時 「星を追う子ども」(新海誠監督)
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。誰かの心がそのまま音になったような唄を、忘れられずにいた少女アスナに訪れたひとつの出会い。
お気に入りの高台に向かう途中、異様なケモノに襲われたアスナはシュンという少年に助けられる。アガルタという遠い場所から、どうしても会いたい人と見たいものがあってやって来たと語るシュン。2人は心を通わせていくものの、突然シュンはアスナの前から姿を消してしまう。
そして聞かされる哀しい知らせ。それを信じられずにいたアスナは、学校の新任教師モリサキから地下世界の神話を教えられる。そこはこの世の秘密が隠されたあらゆる願いが叶う場所で、アガルタとも呼ばれているという。
そんな中、アスナの前にシュンに瓜二つの少年と彼を追う謎の男たちが現れる。男たちの狙いは、アガルタへの鍵であるクラヴィス。追いつめられた少年とアスナの前で、ついにアガルタへの扉が開かれる。そこでアスナは、男たちのリーダーが亡き妻との再会を切望しアガルタを探し続けていたモリサキだったということ、少年がシュンの弟シンだということを知る。
アガルタへの入り口を目前にして、アスナはある決意をする。「もう一度、あの人に会いたい」。アスナ、モリサキ、シンの3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。

2月22日(土)14時 「カッパの三平」(平田敏夫監督)
カッパそっくりな男の子・三平は、ひょんなことから水底の世界へ迷い込み、カッパに捕まってしまう。だか、自分と瓜二つのカッパ、ガータローと友達になりカッパの国を無事逃げ出す。人間界に戻った三平は行方不明の母ちゃんを探しに、ガータロー、いたずらたぬきの黒麿、小さなミワラシ、ずっこけ死神らと一緒に、恐ろしい妖怪たちが棲むという鬼首岳へと旅立った。人間のトンネル工事の音によって不眠症になっていた一角鬼が、子守歌をききたいがために母ちゃんをさらっていたのだった。地盤崩れによって三平たちは下敷きにされそうになるが、それを一角鬼が命をはって助けてくれた。こうして母と、家出から戻ってきた父、三平の三人は無事再会するのだった。


3月1日(土)14時 「ほしのこえ」(新海誠監督)
2046年、関東某県の中学に通う長峰美加子と寺尾昇は同級生。同じ部活で仲の良いふたりだが、中学3年の夏、ミカコは国連軍の選抜メンバーに選ばれたことをノボルに告げる。2047年、冬、ミカコは地球を後にし、ノボルは高校に進学する。 地上と宇宙に離れたミカコとノボルは携帯メールで連絡をとりあうが、リシテア号が木星・エウロパ基地を経由して更に太陽系の深淵に向かうにつれて、メールの電波の往復にかかる時間は開いていく。ノボルはミカコからのメールだけを心待ちにしている自身に苛立ちつつも、日常生活を送っていく。やがてリシテア艦隊はワープを行い、ミカコとノボルの時間のズレは決定的なものへとなっていく…。


3月1日(土)14時30分 「秒速5センチメートル」(新海誠監督)
小学校の卒業式と同時に離ればなれになった遠野貴樹と、篠原明里。互いが特別な存在となっていた二人は文通を続け、冬のある日、貴樹は東京から明里の住む栃木に向かう。積雪で電車は遅れ、車内で一人、ただ時間だけが過ぎていく。そして約束の時間を大幅に過ぎた頃、小さな駅の待合室で、二人はついに再会を果たす。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、種子島で高校生活を送る貴樹を、彼に憧れる少女の視点から描いた「コスモナウト」、大人になった貴樹と明里の魂の彷徨を切り取った「秒速5センチメートル」。1990年代から現代までの貴樹を軸に描かれた3本の連作アニメーション。

