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コスタリカ柔道連盟に対する柔道着の寄贈
日本大使館は、日本とコスタリカのスポーツ交流を積極的に推進していますが、その一環としてNPO法人柔道教育ソリダリティー(山下泰裕理事長)の協力を得て、コスタリカ柔道連盟に対して柔道着100着を寄贈しました。
6月20日(土)、国立サバナ第一体育館において、その寄贈式が行われ、篠原大使が出席した他、ヘンリー・ヌニェス・コスタリカオリンピック委員会会長、ドゥドリー・ロペス・コスタリカ柔道連盟会長及びコスタリカの青少年柔道家とその家族等約300名がこの式典に参加しました。
この寄贈式で篠原大使から以下のとおり挨拶がありました。
「嘉納治五郎先生が、1882年に創設した柔道は、その後瞬く間に広く世界に普及し、1964年の東京オリンピックで正式にオリンピック競技種目となり、今では世界で最も多くの愛好者を擁する武道・スポーツのひとつになっています。日本では、柔道は単なる格闘技ではなく、その練習を通して身体・精神の鍛錬することも目的とされており、コスタリカにおいても柔道を通じて青少年の健全な育成に寄与することを願っています。
日本大使館と柔道教育ソリダリティーは、コスタリカ柔道連盟に対し、今回の柔道着の寄贈の他、コスタリカ柔道代表コーチの日本招聘、柔道用畳(100畳)の供与等も行い、コスタリカ柔道の発展と普及に貢献するとともに、2020年東京オリンピックにおいて、コスタリカ柔道がメダルを獲得することを心から願っております。」
また、この寄贈式の開催に際し、柔道教育ソリダリティーの理事長であり、日本柔道界のレジェンドである山下泰裕氏から以下の通りメッセージを頂戴しました。
「嘉納治五郎師範が柔道を創始し100 年以上の歴史が流れましたが、柔道の伝統とはその精神を受け継ぐものであると信じています。柔道の精神とは、① 柔道を通して心身を錬磨し、もって世の中を裨益する人材を育成する。②「精力善用・自他共栄」の精神をもって、自分だけでなく他人も共に栄える世の中にすることではないかと思います。
柔道は勝ち負けにこだわるスポーツではありません。柔道は人作りのスポーツです。世界の国々には、このことを理解し柔道を始めた人がたくさんいます。
みなさんのお手元に届いた柔道衣で、みなさんがもっと柔道と親しみ、柔道の精神を学んでいっていただけたのならこの上ない喜びです。」
日本大使館はスポーツを通じて日本とコスタリカの関係強化を図っており、今回のコスタリカ柔道連盟への支援の他、サッカーU-16及びU-22コスタリカ代表チームが日本招聘、コスタリカ体操協会強化選手の訪日合宿等を支援しつつ、日本とコスタリカ両国の友好親善と文化・スポーツ交流の促進に貢献して参ります。
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(コスタリカ柔道連盟の青少年柔道家) | (左からロペス・コスタリカ柔道連盟会長、篠原大使、カバルセタ・コーチ、ヌニェスCON会長、サンチョ・コーチ) | |
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(篠原大使と少年柔道家) | (篠原大使と少年柔道家) |