離任のご挨拶
平成25年8月
駐コスタリカ大使・並木芳治
平成22年12月にコスタリカに着任して以来、歳月の経つものは早いもので、
今般、帰朝発令を受け、8月28日に当地を離任することになりました。
在任2年8カ月有余を回顧してみますと、日本とコスタリカの友好協力関係が大き
く増進した時期であったと思います。
平成23年1月には、両国の国交樹立75周年を記念して、日本の皇族の公式訪問
としては初となる秋篠宮同妃両殿下の当国への友好親善訪問が実現し、皆様方とも
親しくご歓談する機会がありました。また、12月には今度はチンチージャ大統領
がアジア諸国の中で我が国を最優先して選ばれ、歴代のコスタリカ大統領の中で、
最も高い接遇で公式に訪日されました。同じ年のこうしたハイレベルの相互訪問は、
これまでの長い交流史のなかで初めてのことであり、歴史的かつ画期的ですらあり
ました。経済技術協力や文化人物交流など各分野における二国間関係の強化に一層
の弾みをつける大きな契機となりました。
一方、この間、同年3月に発生した東日本大震災の際には、多数のコスタリカ国民
より、被災地の様子を心配されて、心温まるご支援や友情の念を頂きました。
これも皆様方と共にこれまで培ってきた長年にわたる両国民の友誼の証であり、強
い絆の表れではないかと思います。大震災に際しては、皆様方より日本の復旧復興
に向け多大なご協力を頂き、ここに改めて心より感謝申し上げます。
皆様方には、日本人学校での運動会やバーベキュー大会、あるいは忘年会などを通
じ親しく交流させて頂きました。また、コスタリカ人との親睦を深める各種の文化
行事にもたくさんの参加を得ました。どれもこれも決して忘れ難い在勤の良き思い
出です。
当地離任にあたり、大統領より今般、高位の勲章を頂きました。これもひとえに
皆様方より賜った貴重なご支援とご理解の賜物と受け止め、ここに重ねて感謝申し
上げます。
最後に、皆様方の末永きご健勝と日本人会の一層のご繁栄を祈念いたしまして、
離任のご挨拶といたします。

