2016年文部科学省国費留学生が篠原大使を訪問


Becarios y embajador
(左から、ホセ・アンドレス・コルデロさん、セバスチャン・フェルナンド・チンチージャ・グティエレスさん、篠原大使)


   日本政府(文部科学省)は、日本と世界各国相互の教育水準を向上させるとともに、相互理解、国際協力の推進に貢献することを目的とした国費外国人留学制度を実施しており、選考された留学生に対して、渡日旅費、帰国旅費、さらに日本での学費・生活費を、奨学金として国費で支給しています。

   この国費外国人留学制度により、日本の大学で研究、学習を希望するコスタリカ人学生にも毎年奨学金を提供しており、今までに160名を超えるコスタリカ人留学生がこの制度を利用して日本で学びました。

   3月29日、この国費外国人留学制度の選考試験に合格し、今年4月から日本の大学で学ぶことになった、ホセ・アンドレス・コルデロさんとセバスチャン・フェルナンド・チンチージャ・グティエレスさんが、日本への出発を前に篠原大使を訪問し、日本での留学についての抱負を語りました。

   ホセ・アンドレス・コルデロさんは、コスタリカ大学で化学を専攻しており、水処理に高い関心を有しており、留学先の京都大学ではご自分の専門分野でもある、水の浄化処理、有害物質の除去、環境保全等を含めた環境問題に取り組み、日本とコスタリカ両国に貢献したいと述べました。

   セバスチャン・フェルナンド・チンチージャ・グティエレスさんは、コスタリカ大学で電気工学を学び、日本のロボット関連技術に高い関心を有しており、ロボット工学の分野では最高レベルの東北大学に留学して、日本の最先端技術を修得して、日本とコスタリカ両国に貢献したいと述べました。

   篠原大使からお二人には、「世界の最先端のレベルにある日本の大学において、各々の専門分野の研究や技術開発に取り組んで頂き、コスタリカの将来を担うような人材になって欲しい。また、留学期間中は日本の美しい自然や伝統文化についても理解を深めて頂きながら、日本とコスタリカの架け橋になって欲しい。」との激励の言葉が贈られました。



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