2007年草の根無償・人間の安全保障資金協力
「ランカスター植物園内日本庭園建設計画」 契約書署名式
2007年12月26日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「ランカスター植物園内日本庭園建設計画」の契約書署名式が、山口大使とコスタリカ大学研究基金ギジェン会長の出席の下開催されました。
本案件は総額85,949米ドルで、日本風家屋や遊歩道、池や生垣などが供与される予定です。これにより、同庭園を訪れる研究者や訪問客が、日本文化や日本の風景について知りかつ学べることができるようになります。
「ホアキン・サンチョ・ケサダ小学校拡張計画」引渡式
2007年12月18日、アラフエラ県パルマーレス市ブエノス・アイレス地区において、「ホアキン・サンチョ・ケサダ小学校拡張計画」の引渡式が行われました。同引渡式典には、在コスタリカ日本国大使館の鈴木康久参事官、カルデロン・ブエノスアイレス地区総合開発協会会長が出席し、同校生徒50人をはじめ、地元住民も50名以上出席のもと盛大に執り行われました。
本件により、供与金額35,832米ドルにより、ホアキン・サンチョ・ケサダ小学校の障害者児童のための教室建設、電気系統および構内の導水管の修復、汲み上げポンプ・貯水タンクの設置工事、雨どいの改修工事が行われました。
ベガ同校校長は、挨拶の中で、「今まで寄付金などにより少しずつ改修をしてきたものの、大々的な改修ができず、600名の同校生徒にとって非常に危険な環境であったが、これにより安全な環境を提供することができるようになった。」と日本に対する感謝を述べました。
グアトゥソ市カティラ地区ゴミ収集車整備計画」契約書署名式
2007年12月14日、在コスタリカ日本国大使館にて、「グアトゥソ市カティラ地区ゴミ収集車整備計画」署名式が行われました。同式典では、山口英一大使、及び「グアトゥソ市カティラ地区総合開発協会」のホルヘ・アルトゥーロ・モラ副会長が署名を行いました。
本件計画は、供与金額82,000米ドルによってゴミ収集車を購入し、グアトゥソ市役所から委託を受けた被供与団体が、カティラ地区のゴミ収集を実施し、同地区の衛生環境改善を図るものです。
ゴミ収集サービスは、全国7県におかれる81の市役所が責任をもって提供することが定められていますが、多くの市役所は予算不足から十分にサービスが提供できず、ひとつの社会問題となりつつあります。カティラ地区には被供与団体の運営により、1台のゴミ収集トラックが運行しているものの、ゴミ収集に適さない車両であり、収集したゴミが荷台の柵の隙間から路上にこぼれ落ち、不衛生であることが問題となっていました。周辺地区もカティラ地区の収集トラックに依存しているものの、トラックの容量が少ないため、周辺地区への運行は不定期となっており、周辺地区の衛生悪化、不法投棄が問題となっていました。
本件にて、適切なゴミ収集車を新調することで、周辺地区への運行も定期的に実施されるようになります。
「ウパラ市サン・ホセ地区デリリオ多目的館建設計画」契約書署名式
2007年12月6日、在コスタリカ日本国大使館にて、「ウパラ市サン・ホセ地区デリリオ多目的館建設計画」署名式が執り行われました。同式典には、山口英一大使、フアン・アセベド・ウパラ市長、「アラフエラ県ウパラ市デリリオ、ロス・レデスマ、リンダビスタ地区総合開発協会」のホセ・アントニオ・チャバリア会長及び同協会メンバーが出席しました。
本件計画は、86,206米ドルの供与により、隣国ニカラグアとの国境付近に位置するコスタリカで最も貧しいコミュニティーの一つであるデリリオに、青少年のスポーツの場の提供、地域住民の集会場、また災害時の避難場所としても機能する、トイレや簡易調理場を含む多目的館を建設するもので、同地区に住む1200人の住民が裨益することとなります。
「ブエノス・アイレス市コリナス・フィラデルフィア地区上水道改善計画」契約書署名式
2007年12月5日、在コスタリカ日本国大使館にて、「ブエノス・アイレス市コリナス・フィラデルフィア地区上水道改善計画」署名式が執り行われました。同式典では、山口英一大使、「プンタレナス県ブエノス・アイレス市コリナス・フィラデルフィア地区農村水道運営協会」のヘルマン・アグエロ・ポラス会長が署名を行いました。
本件計画は、供与金額36,780米ドルにより、コスタリカ南部の山岳部に位置するコリナス・フィラデルフィア地区に安全かつ十分量の上水を提供するため、ろ過槽、ろ過装置、取水口の拡張および新規水源地の取水口、導水管を整備するものです。
同地区には66世帯、およそ540人が生活していますが、配水量は十分でなく、乾季においては55世帯分程度しかカバーできないのが現状です。さらには、浄水システムが備わっていないため、雨季になると川から取水する際に石や砂などの混入が多く、飲用水としては不適切な状態となります。
本件整備によって、供給量が1.2リットル/秒から3-4リットル/秒に増加し、200世帯への安定した水の供給が可能となる他、2種類のろ過システムを導入することで、混入物のない安全な水の供給が可能となります。
「カリージョ・デ・ポアス中学校多目的館建設計画」契約書署名式
2007年11月21日、在コスタリカ日本国大使館にて、「カリージョ・デ・ポアス中学校多目的館建設計画」署名式が行われました。同式典においては、山口英一大使及び「ポアス市カリージョ地区道路・学校改善のための特別開発協会」のイルダ・カストロ会長が署名を行いました。
本件計画の供与金額は86,200米ドルで、建設されるカリージョ・デ・ポアス中学校多目的館には、室内での体育の授業や学校行事を実施できるスペースが設けられる他、同スペースは地域住民にも開放され、地域開発のために有益な諸行事開催の場所を提供することとなります。
また、特に同地域は活火山であるポアス火山の麓に位置するため、災害時の市民の避難施設としても活用されます。
「ナランホ市ルルデス・デ・シリー地区多目的館建設計画」契約書署名式
2007年11月6日、在コスタリカ日本国大使館にて、「ナランホ市ルルデス・デ・シリー地区多目的館建設計画」の署名式が行われました。式典には、鈴木康久臨時代理大使と、「アラフエラ県ナランホ市ルルデス・デ・シリー地区公民館の建設および道路改善のための特別開発協会」会長、エリアム・ヘラルド・ロハス・アリエタ氏、その他同地区住民代表などが出席しました。
本件計画の供与金額は85,451米ドルで、これによってナランホ市の中で最も貧しい地区の一つであるルルデス・デ・シリー地区に、青少年のスポーツの場の提供、地域住民の集会場として機能する多目的館を建設するものです。同コミュニティーは1,850人の住民を擁するものの、住民が利用可能な娯楽施設が一つも存在せず、小学校・中学校にも体育館がないため、1年の半分以上が雨の同地区では若者を始めとした住民が体を動かす機会がほとんどありません。
青少年にとってのスポーツは単に運動能力を高める目的だけでなく、協調性の学習や忍耐力を身につけるなど社会生活に必要な人間性の形成にも大きく寄与し、ひいては非行防止・犯罪防止の一助となり得ることから、同多目的館の有効な活用が期待されています。
「グアピレス地区ラ・ウニオン多目的館建設計画」引渡式
2007年10月25日、リモン県ポコシ市グアピレス地区において、ラ・ウニオン多目的館の引渡式が行われました。同式典においては、エンリケ・アルファロ同地区ポコシ市長、フェリシンド・ゴディネス・グアピレス地区ラ・ウニオン総合開発協会会長や、元市長、元議員などが出席する中、盛大な雰囲気の中で行われました。
本件計画の供与金額は88,330米ドルで、これによって今般、コスタリカで最も貧しい地域のひとつであるリモン県ポコシ市グアピレス地区に、ラ・ウニオン多目的館(800㎡)の建設が完成しました。同多目的館は、地域開発のための住民参加を促進する活動や、青少年の非行防止のための活動実施に利用されることとなります。
引渡式の中で、エンリケ・アルファロ同地区ポコシ市長は、日本政府及び国民に深く感謝を述べるとともに、今回の多目的館完成により、今後より一層住民の絆が深まり、あらゆる困難を協力して克服していけるものと確信していると述べました。
「サン・フアン・デ・ディオス病院超音波画像診断装置整備計画 」契約書署名式
2007年10月3日、在コスタリカ日本大使館において、「サン・フアン・デ・ディオス病院超音波画像診断装置整備計画」引渡式が行われました。同式には鷲見良彦大使をはじめ、サン・フアン・デ・ディオス病院支援協会のマリオ・ミランダ・グティエレス会長を初めとする役員が出席しました。
この計画の供与金額は、85,250米ドルで、サン・フアン・デ・ディオス病院のレントゲン室に、老朽化がすすみ、かつ数も絶対的に不足している超音波画像診断装置を設置するものです。同病院の超音波画像診断装置利用者数は月間2,658人にものぼり、その数倍にも上る順番待ちの患者がいることから、本件供与によってこれら患者の人命救助に大きく貢献することとなります。
「ベネシア地区サン・マルティン小学校改善計画」契約書署名式
2007年9月28日、在コスタリカ日本国大使館において、「ベネシア地区サン・マルティン小学校改善計画」引渡式が行われました。この式典には、鷲見良彦大使、アラフエラ県サン・カルロス市ベネシア地区サン・マルティン総合開発協会フアン・ルイス・モラ・アリアス会長を初めとする組合員、サン・マルティン小学校の教員らが出席しました。
この計画における供与金額は86,206米ドルで、これによって、十分なスペースを確保できておらず、老朽化が進み危険な状態であった学校施設が改善されることにより、サン・マルティン小学校の170名の生徒全員が教室で授業できるようになり、同小学校の児童の教育修学環境が大きく改善されることとなります。また、学校環境の整備は地域が抱えている非行やドラックなどの問題解決に大きく寄与することになり、8,162名のベネシア市民すべてに裨益するものです。
「ケブラダ・ガナドープラヤ・アグハス上水道整備計画」契約書署名式
2007年9月21日、プンタアレナス県ガラビト市のケブラダ・ガナドにおいて、「ケブラダ・ガナドープラヤ・アグハス上水道整備計画」引渡式が行われました。同式は、在コスタリカ日本国大使館の鈴木康久参事官、ケブラダ・ガナド-プラヤ・アグハス農村水道委員会のホセ・ミゲル・チャバリア会長、そして地元住民等が参加して行われました。
同計画における供与金額は58,307米ドルで、ローカルNGOであるケブラダ・ガナド-プラヤ・アグハス農村水道委員会が同地域の上水道の整備を行うプロジェクトに対し資金協力を行うもので、ケブラダ・ガナドとプラジャ・アグハ地区の住民約4200人が裨益することとなります。
引渡式に出席したアルノルド・アルピザ同地区水道協会会長は、「日本国民からの支援及び技術的な支援も含め上下水道公団(AyA)の支援に深く感謝申し上げる。我々水道協会はこれまでも当地区の水資源確保に努めて参ったが、今回の支援を元により一層努力して参りたい。今回の支援により、同地区の水供給の不安は解消されたが、今後は、当国の問題となっている汚水問題に関しても近隣河川の保護を強化し、住民生活の質の向上に努めていきたい。当協会がこのような汚水問題にまで活動を広げられたのは今回の上水道問題の解決が無ければなしえないものであり、日本政府に改めて感謝する。」と述べました。
「小中学生情報技術教育のための多目的室改修計画」引渡式
2007年9月20日、在コスタリカ日本国大使館にて、日本が草の根・人間の安全保障無償で協力した「小中学校情報技術教育のための多目的室改修計画」引渡式が行われました。同式には、鷲見良彦大使を初め、供与先であるオマール・デンゴ財団の理事、講師らが同席しました。
同計画における供与金額は89,922米ドルで、政府と共に当国の情報科学技術学習の普及に18年以上取り組んでいるオマール・デンゴ基金が、初等中等基礎教育普及の拠点として活用するための学習施設内の多目的室(100㎡)を改修すると共に右に必要な機材を整備するものです。
この多目的室は、サンホセ近郊の小中学生、コンピュータ教育指導者、その他科目教諭、教育機関当局関係者、父兄等年間約7000人の授業や研修などに使用されており、サンホセを中心とする首都圏、ひいては全国の教育レベルを底上げすることが期待されています。
「リカルド・モレノ・カニャス中学校多目的館建設計画」引渡式
2007年 9月6日、アラフエラ 県パルマーレス市にて、日本が草の根・人間の安全保障無償で協力した「 リカルド・モレノ・カニャス中学校多目的館建設計画」 引渡式が行われました。同式は 鈴木臨時代理大使をはじめ、ペドロ・ゴルチェル同中学校運営委員会代表、同学校生徒全員が参列しました。
同計画における供与金額は 89,774米ドルでした。この多目的館建設により、生徒650人がスポーツや芸術活動、研修や会合を天候に関係なく実施できることになりました。 また、地域住民にも開放され、地域開発のために有益な諸行事開催にも利用できるようになりました。
この竣工式で、鈴木臨時代理大使は、学校設立前後における教員や父兄の努力を称え、同時に子どもたちの成功を祈ると述べました。また、この多目的館は日本とコスタリカとの架け橋になるだろうと語りました。
「アポリナル・ロボ・ウマニャ小学校拡張計画」契約書署名式
2007年 8月31日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「 アポリナル・ロボ・ウマニャ小学校拡張計画」の契約書署名式が、鷲見大使と エレディア県サント・ドミンゴ市パラシト地区総合開発協会メンバー、同小学校生徒会役員の出席の下開催されました。
本案件の供与総額は86,206ドル (約4500万コロン)で、老朽化した2教室を取り壊して新たに2教室を建築し、また図書館の建設が行われる予定です。これにより、805人の 生徒の教育就学環境が改善されるだけでなく、図書館は地域住民にも解放されるため、約4000人の地域住民の生活向上も期待されます。
「ロス・ジャノス小学校改善計画」契約書署名式
2007年8月23日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「 ロス・ジャノス小学校改善計画」の契約書署名式が、鷲見大使とアラフエラ県サン・カルロス市 アグアス・サルカス地区総合開発協会のビクトル・マヌエル・ロハス会長の出席の下開催されました。
本案件の供与総額は69,185米ドルで、老朽化 に伴い取り壊しとなった小学校に、新規3教室と食堂の建築が行われる予定です。これにより、 125人の生徒 全員が教室で授業できるようになり、同小学校の児童の教育修学環境が大きく改善されることが期待できます。
「アラフエラ市ロサーレス・デ・デサンパラードス地区多目的館建設計画」引渡式
2007年7月4日、アラフエラ市ロサーレス・デ・デサンパラードス地区にて、日本が草の根・人間の安全保障無償で協力した「アラフエラ市ロサーレス・デ・デサンパラードス地区多目的館建設計画」 引渡式が行われました。同式には鷲見大使をはじめ、スッチェル アラフエラ市長、グティエレス同地区総合開発協会会長なども参列しました。
同計画における供与金額は 59,600米ドルでした。この多目的館建設により、同地区住民1130人がスポーツや芸術活動、研修や会合を天候に関係なく実施できることになりました。 また、周辺の小中学校が体育の授業に使用することも可能となりました。
この竣工式で、 鷲見大使は、 同地区の子どもから大人まで、スポーツやレクリエーションだけでなく同地区が主催するセミナーや会合にこの多目的館を使用できることになることは喜ばしいことであると語り、また 過去40年間に渡り地域活性化のために努力してきた同地区総合開発協会の努力を称えました。グティエレス同地区総合開発協会会長も、長年の夢が実現したと喜ぶと同時に、これは単なる地域問題でなく、日本とコスタリカとの架け橋になると語 りました。
「カルタゴ県性的虐待・家庭内暴力防止計画」契約書署名式
2007年3月28日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「カルタゴ県性的虐待・家庭内暴力防止計画」の 契約書署名式が、鷲見大使と命と成長財団のロクサナ・ロハス・セルナ理事長の出席の下開催されました。
本案件は総額39,043ドル、未成年暴行、家庭内暴力の被害者救済及び暴力事件防止を目的として、暴力相談窓口911への問い合わせ件数が全国81都市のうち2番目に多いカルタゴ県主要都市において、児童、青少年はもとより、警察、教師、公務員といった暴力事件を取り扱う成人に対して、ワークショップ及びセミナーを行うものです。また、被害者に対する心のケア及び社会復帰のためのアドバイスも行います。
「ラ・ウニオン市サン・フアン地区ビジャ・デ・アヤルコ孤児緊急対処施設建設計画」契約書署名式
2007年3月27日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「ラ・ウニオン市サン・フアン地区ビジャ・デ・アヤルコ孤児緊急対処施設建設計画」の契約書署名式が、鷲見大使とホルヘ・ゴメス・ベレラ灯台リスチャンコミュニティー協会会長の出席の下開催されました。
本案件は総額89,991ドルで、「灯台クリスチャンコミュニティー協会」がカルタゴ県ラ・ウニオン市サン・フアン地区に、家庭内暴力等により重度の身体的・精神的障害を持つ孤児の緊急対処施設を建設するプロジェクトに対して資金協力を行うものです。
「プンタレーナス養護学校スクールバス整備計画」契約書署名式
2007年3月22日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「プンタレーナス養護学校スクールバス整備計画」の 契約書署名式が、鷲見大使とプンタレーナス養護学校運営委員会ビルマ・アルバレス・ロドリゲス会長の出席の下、開催されました。供与されたのは30人乗り、3台の車いすスペース有り、乗降システム付きのスクールバス1台で、総額78,500ドルです。
「ベベリィ小学校改善計画」契約書署名式
2007年3月21日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「ベベリィ小学校改善計画」の 契約書署名式が、鷲見大使とイサベル・マリナ・ソサ・ドウグラス・ベベリィ小学校運営委員会副会長出席の下、開催されました。
本案件の供与総額は89,975ドルで、リモン県リモン市に位置するベベリィ小学校に、新たな3教室、食堂、男女別のトイレの建設を行うプロジェクトに対して資金協力を行うものです。同小学校では年々生徒数が増えており、同プロジェクトによって、子供たちの健全な発達を促す最低限の教育環境を確保することができます。
「レオン・コルテス郡サン・フランシスコ地区上水道拡張計画」契約書署名式
2007年3月8日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「レオン・コルテス市サン・フランシスコ地区上水道拡張計画」の 契約書署名式が、鷲見大使とサンホセ県レオン・コルテス郡サン・フランシスコ地区農村水道委員会エルメス・メナ・ボニジャ委員長の出席の下、開催されました。
本案件の供与総額は44,658ドルで、同地区における、貯水タンクの建設、配水管の設置、水道メーターの設置といった上水道拡張工事に利用されることとなります。この工事によって、上水道設備はあるものの、絶対的に水不足のサン・フランシスコ地区在住の52世帯、およそ398人が、安全で必要十分量の水を確保できる他、周辺地区にも水の提供が可能となり、衛生的、健康的な生活を営むための一助となります。
「ホアキン・サンチョ・ケサダ小学校拡張計画」契約書署名式
2007年3月7日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「ホアキン・サンチョ・ケサダ小学校拡張計画」 の契約書署名式が、鷲見大使とアラフエラ県パルマレス市ブエノス・アイレス地区総合開発協会のカルロス・ルイス・ヘラルド・フェルナンデス・カルデロン会長の出席の下、開催されました。
本案件の供与総額は35,832ドルで、障害者児童のための教室建設や、老朽化の進んだ電気系統および構内の導水管の修復、汲み上げポンプ・貯水タンクの設置工事、雨どいの改修工事が行われることとなり、640人の児童生徒に裨益することとなります。
「ナランホ市サン・ラファエル地区公民館建設計画」契約書署名式
2007年3月6日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「ナランホ市サン・ラファエル地区公民館建設計画」の 契約書署名式が、鷲見大使とアラフエラ県ナランホ市サン・ラファエル地区総合開発協会ホセ・ミゲル・モンテロ・ビジャロボス会長出席の下、開催されました。
本案件の供与総額は76,209ドルで、建設される公民館は同地区住民1,700人によって、スポーツ、文化その他の学校行事や集会その他の地区行事を開催するための場所として利用されることとなります。
「ニコヤ市ナンビ地区多目的館建設計画」契約書署名式
2007年2月23日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「ニコヤ市ナンビ地区多目的館建設計画」の 契約書署名式が、鷲見大使とグアナカステ県ニコヤ市ナンビ地区総合開発協会サントス・エウスタ・バルトダノ・ディアス会長の出席の下行われました。また、式典にはナンビ地区役員や同総合開発協会メンバーも同席しました。
本案件の供与総額は90,072ドルで、建設される多目的館は、同地区の幼稚園児から小中学生そして一般地域住民2,000人に、スポーツ、文化その他の学校行事や集会その他の地区行事を開催するための場所として利用されることとなります。
「教育省推薦図書を基にした環境教育用教材作成計画」契約書署名式
2007年2月21日、在コスタリカ日本国大使館において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「教育省推薦図書を基にした環境教育用教材作成計画」の 契約書署名式が、鷲見大使とマリア・ネリー・コスタリカUNESCO協力委員会事務局長の出席の下行われました。
案件の総額は76,028ドルで、コスタリカ教育省の推薦図書である、コスタリカ人作家フェルナンド・センテノ・グエル氏著『森の神話』を基にした環境教育教材が作成され、全国の初等中等教育機関に配布されることとなります。コスタリカでは初等中等教育において環境教育が必須科目となっており、本案件により作成された教材は3万人の小中高生のテキストとなります。
「デサンパラードス市赤十字支部救急車整備計画」引渡式
2007年2月2日、デサンパラードス市赤十字支部において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「デサンパラードス市赤十字支部救急車整備計画」の引き渡し式が、鷲見大使とカルモナ・コスタリカ赤十字協会総裁の出席のもと行われました。また、式典にはバディージャ・デサンパラードス市長をはじめ、地元住民の皆さんが100名以上出席し行われました。
案件の総額は、32,100ドル(3,712,000円)、供与された品目は、救急車の車体の他、酸素吸入器、ラジオ通信機など、救急車に必要な機材です。
デサンパラードス市は20万人の人口をかかえる大きな街ですが、貧困地区ではインフラが整備されておらず、洪水等の災害が発生しやすく被害者の救出や、家庭内暴力といった社会問題もあり小型武器による負傷者の移送などで、デサンパラードス支部の2005年の救急車の出動回数は7000回にのぼっています。一方、要望出動回数を大幅に下回っているため、本件が実施されました。
鷲見大使は、赤十字で無償で働くボランティアの方々の日々の努力を称え、また、本供与が少しでも赤十字の活動の活性化につながることを期待する旨述べました。また、カルモナ赤十字総裁は、一昨年、デサンパラードス市は洪水に見舞われ、同支部の赤十字が活躍したが、機材不足は否めなかった、今回の日本からの協力は何よりも同支部の活動に大きく寄与する、改めて日本の協力に感謝する旨述べました。
「デング熱抑制促進計画」引渡式
2007年1月25日、コスタリカ保健省において、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「デング熱抑制促進計画」の引き渡し式が、鈴木臨時大使とアビラ保健大臣の出席のもと行われました。また、リサイクル活動を通じて、デング熱対策に貢献するNGO:全国生産性センター財団のゴンサレス会長も同席しました。
供与された品目は、噴霧器(17個)、殺虫剤(1,400リットル)、幼虫用殺虫剤(1,230kg)、啓蒙教育用のCM作成及びパンフレットなど、総額93,421ドルです。
式典において、鈴木臨時大使は、デング熱は誰もが感染する恐れがあり、皆が意識を高めて予防することが重要である旨述べました。アビラ保健大臣は、日本への謝意を表明すると共に、チョルテガ地方のデング熱対策に現在力を入れていること、また廃棄物の適切な処理がデング熱予防に重要である旨述べました。
本プロジェクトによる裨益者は、チョルテガ地方、太平洋中央部、カリブ海地方、北部、南部の200万人にのぼります。
「アコスタ郡老人ホーム整備計画」引渡式
2007年1月16日、アコスタ郡老人ホームにおいて、日本の草の根・人間の安全保障無償で協力した「アコスタ郡老人ホーム整備計画」の引き渡し式が、鷲見大使とセレドン同老人ホーム支援協会会長の出席のもと行われました。
本プロジェクトで、ベットや車いすなど、これまで不足していた機材を供与しました。また、雨漏りや老朽で痛んでいた老人ホームの一部を修繕しました。これにより、入居している50名の身寄りのないお年寄りの生活環境が改善されました。
式典において、鷲見大使は、これまで上水道整備案件(2001年)やゴミ収集車供与案件(2006年)を通じて、アコスタ郡との協力関係を築いてきたこと、また、支援協会の努力を評価する旨述べました。セレドン会長は、日本への謝意を表明すると共に、お年寄りに環境の整ったホームを提供できることをうれしく思う旨述べました。