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環境プログラム無償資金協力
平成21年度対コスタリカ環境プログラム無償資金協力「森林保全計画」森林火災対応機材引渡式
2015年2月6日、当国大統領府において、ソリス大統領の参加の下、本件計画の森林火災対応機材引渡式が行われ、篠原大使が出席しました。
今次式典は、当国の森林火災防止キャンペーンに関する記者会見と併せて開催されました。我が国から引渡したのは、森林火災用防護服、エンジン式小型水ポンプ、背負い式水タンク等28品目です。
式典には、ソリス大統領の他、グティエレス環境エネルギー大臣、マドリガル環境エネルギー次官、フラード国立保全区域機構(SINAC)長官らの環境エネルギー省職員、森林保護隊員他が出席しました。
式典では、篠原大使から、森林保全計画の概要を説明の上、今次機材引渡が当国における森林火災の防止を通じて、温暖化ガスの削減の取組に資することを望むとともに、今回の機材引渡は外交関係樹立80周年を迎えた両国の関係が環境協力面で一層緊密になっていることを示している旨述べました。
また、ソリス大統領からは、我が国の協力に対して謝意を表した上で、日本とコスタリカが80年にわたり良好な関係を構築してきたことに言及し、悠久の歴史をもち、産業国である日本は、同時に、自然を大切にする感受性と精神性を有しており、日本はコスタリカに対する環境協力を通じてその繊細な心を我々に伝えようとしてくれている旨述べました。
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壇上で挨拶する篠原大使、ひな壇中央がソリス大統領 | 式典に参列した森林保護隊員との記念撮影 | |
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式典に参加する森林保護隊員等関係者 | 森林保護隊員から説明を受ける篠原大使、環境エネルギー大臣 | |
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我が国から供与された森林火災対応機材の一部 (消火用ホース、小型ポンプ) |
平成21年度対コスタリカ環境プログラム無償資金協力「森林保全計画」車両引渡式
2013年12月19日、篠原大使は平成21年度対コスタリカ環境プログラム無償「森林保全計画」により調達された車両の引渡式典に出席しました。
式典会場である環境エネルギー省国立保全区域機構(SINAC)本部駐車場には、本件供与資金で調達された車両の内10数台が陳列され、カストロ環境エネルギー大臣他同省関係者が出席しました。篠原大使及びカストロ大臣他よりピックアップ・トラック等のキーを森林保護隊員等に手交されました。
篠原大使より、本件支援及び同じく平成21年度環境プログラム無償で建設された太陽光発電システム、先般の円借款案件であるグアナカステ地熱開発セクターローン、及び9日に石原環境大臣とカストロ大臣との間で二国間クレジットメカニズムに係る合意に署名されたことに言及しつつ、環境分野における二国間協力は新たな発展段階に入ろうとしており、相互利益をもたらすパートナーシップを構築している旨挨拶しました。
これに対し、カストロ環境エネルギー大臣より、以下の挨拶が述べられました。
- (1)日本の支援に感謝申し上げる。
- (2)コスタリカが目標とする「2021年カーボンニュートラル」では75%を森林が、25%を工業部門が担う。森林保全にこれまでに約5億ドルを投じたが、8割が税金、2割が今次の日本の支援のような国際協力に依拠している。
- (3)排出削減の関連では、篠原大使から言及のあったとおり、先般、日本を訪問し、低炭素発展、コスタリカで言うところのカーボンニュートラルに係る文書に署名した。世界は2020年に向けて交渉中だが、二国間の支援メカニズムの構築を、2020年を待つこと無くコスタリカは日本との間で、他のラ米諸国に先駆けて決定した。
- (4)タクシーとバスに係る車両の更新について融資をつけハイブリッド車などの導入を促しており、JBICから有利な条件の協力を得ている。

