グアナカステ県ベレン・デ・カリージョ市太陽光発電所の開所式

平成29年9月25日

(太陽光パネルをバックにテープカットするグティエレス環境エネルギー大臣ら)

  2017年9月14日,当国グアナカステ県ベレン・デ・カリージョ市において,コスタリカ最大規模の太陽光発電所の開所式が開催されました。

  本発電所の事業は,グアナカステ電力組合(Coopeguanacaste),NTTデータ経営研究所,MGM Sustainable Energy社の協力により実施されました。また,我が国とコスタリカの間で2013年に開始された二国間クレジット制度(JCM)に基づく設備補助事業として2016年に採択されたものです。

  開所式では,グティエレス環境エネルギー大臣から,この5MWの太陽光発電所の建設に加えて,グアナカステにおける地熱発電所の建設及び次世代自動車の無償供与など幅広い分野で日本から環境協力を受けていることに謝意が表明されました。

  また,ゴメス・グアナカステ電力組合代表からは,日本のパナソニックの極めて効率的な太陽光パネルを利用した本発電所は,2,100世帯に電力を供給することになり,グアナカステ地域住民の生活改善に大きく貢献するものであるとし,日本への謝意が述べられました。

  同開所式に参加した当日本大使館の木村参事官からは,本発電所は,運用開始の暁には毎年2,404トン,プロジェクト期間の17年間で合計40,000トン以上のCO2を削減することが期待されるとして,今後も低炭素技術の普及を目指すJCMが積極的に活用されることを念願している旨述べました。
              

 
(パナソニック製の太陽光パネル)  (開所式の模様)
 
(挨拶するグティエレス環境エネルギー大臣)  (地元テレビ局の取材を受ける木村参事官)