小松大使の挨拶
平成29年4月13日

先月赴任してまいりました新大使の小松親次郎(こまつ・しんじろう)です。皆様に御挨拶申し上げます。
伊藤嘉章前大使同様、何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、当大使館は、申すまでもなく、日本とコスタリカの友好親善を総力を挙げて進めていくことを重大な使命としております。
そのためには、常にコスタリカの人々に日本の正しい姿を知って好きになってもらう努力とともに、当国の人々が取り組んでいる様々な課題について、よき友人として心を寄せ、ともに考え、貢献しようとする親身な努力を示していくことが欠かせません。
日本の人々がコスタリカとその素敵さを一層知ることができ、安心して安全に活発に交流を進めることができるための工夫や努力も同様に極めて大切です。
双方にとって基盤となる政治、経済面での安定的な友好関係はもとより、今後に向け、教育など人材の育成、文化活動、スポーツ活動、研究活動や技術開発などの諸分野を通じ、人間同士の多様な交流がさらに図られていくこと、情報化社会の健全な発達が積極的に促進されていくこと、そのための条件作り等は大変重要な課題と認識しております。
一方、環境、防災、平和、安全、食糧、エネルギー、格差等々、どれをとっても一国を超えた人類共通の課題が、深刻な様相を見せております。世界を襲っている未曽有の新型コロナ禍も、その端的な表れと申せましょう。まさに今、人間の往来を含め人々にも国々にも様々な行動の制約が生じ、世界的な苦闘の状況があります。
このような時こそ、相互の意思疎通の深化を図り、学び合い、協力し合い、困難を克服していくことが益々大切になっております。
これらのことを踏まえつつ,今後,日本大使館全職員とともに、使命遂行に全力を尽くしてまいりますが,もとより,これは,コスタリカ在住の皆様はじめ,関係各位の御理解御協力なくしてはかなわぬことであります。このためにも、まず皆様方との意思疎通によく努め、御助言を受け止め、生かし、また、常にわかりやすい説明を心がける風通しのよい大使館作りを目指してまいりたいと存じます。
皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。