コスタリカの基本情報
(コスタリカの国旗) | (コスタリカの国章) |
国 名
国名は「コスタリカ共和国」。(英:The Republic of Costa Rica、西:La República de Costa Rica)
「コスタリカ」とはスペイン語で「富める海岸」という意味です。
国 旗
俗にフランス国旗を2つつなげたと云われているコスタリカ国旗は、1848年、当時の大統領夫人パシフィカ・フェルナンデス・デ・カストロのアイデアによるもので、国旗に使われているそれぞれの色は、青が青空、白はその青空に浮かぶ白い雲、赤は独立の時代に流された先人の血を表しています。
コスタリカの国章は国旗の中央左側に描かれたり、或いは官公庁の建物入り口に飾られたりしていますが、より一般的にはコインのデザインとして親しまれています。この絵には、手前がカリブ海、背景が太平洋で中央にコスタリカ領土を表す三つの火山と大航海時代を意味するスクーナ船が描かれています。また太陽は独立を、7つの星はコスタリカの7県を表し、下には征服者を表すクロス(十字架)も描かれています。
国 歌
国歌はグティエレス作曲、セレドン作詞。4章より成り、第1章は「青空の下に純白の平和が存在する」、第2章は「尊厳と名誉のために顔面を紅潮させて努力した」、第3章は「独立を脅かす者に対しては雄々しく立ち向かう」、第4章は「労働と平和を希求する」という趣旨の歌詞となっています。
国 教
憲法第75条により、国の宗教はローマン・カトリックとされていますが、普遍的倫理と良俗に反しない他の形態の信仰の自由な行使を妨げるものではありません。事実カトリック教徒は69.7%で、その他プロテスタント17.0%、その他の宗教(ユダヤ教、イスラム教、仏教他)4.1%、無宗教9.1%(2009年コスタリカ大学による調査)と、国内には多くの宗教が存在します。
言 語
公用語はスペイン語ですが、国は、「コスタリカ先住民族の言語の維持及び促進に留意する」こととされています。観光地,中~高級ホテル,空港カウンター、旅行会社などでは英語も通用しますが、それ以外の場所ではあまり通用しません。
人口・民族
人口は約500万人(2018年 国家統計局)、2000年に実施された調査によると大半はスペイン系白人及び先住民との混血です。その他先住民、黒人、中国系が約4%ほどを占めています。
国 境
北はニカラグア、南はパナマと陸続き。
日本との時差
マイナス15時間
保健衛生
飲料水は、市販のミネラル・ウォーターを飲むことが望ましいでしょう。
地方では、マラリア、デング熱などの熱帯病が発生する地域もあるため、虫除けスプレーなどの持参や適切な服装が望ましいでしょう。
治安状況
治安の悪化が大きな社会問題となっており、銃やナイフを用いた強盗・窃盗、カージャック、麻薬組織絡みの犯罪が増加傾向にあります。ネックレス等の貴金属類をはずすとともに、昼夜を問わず単独の行動はなるべく避けるようにしてください。
また、宿泊場所は多少料金が高くても安全なところを選定することが望ましいでしょう。
移動手段
サンホセ市内の路線バスは充実していますが、車内での盗難が多いため、なるべく無線タクシー(数社ある)を使うようにしてください。
中長距離バスでは、寝ている隙に盗難されるケースが多いため、手荷物などは肌身から離さないように注意してください。
クレジットカード
VISA、MASTER、AMEXが主に使用可能。JCBの使用は限られています。
換 金
現地通貨はコロン(Colon)で、対米ドルレートは、US$1=600コロン(2019年4月現在)。ホテル、レストラン、スーパーマーケットではドルでも支払えますが、100ドル札は受け付けないところが多いです。
電 圧
110V、60ヘルツ。基本的に日本の電化製品はそのまま使用できますが、電圧はあまり安定しないため、PC等の精密機器を使用する場合は変圧器及び安定器を用いる方が望ましいでしょう。
チップ
レストランでは料金の約10%がサービス料として請求書に含まれていることが多いです。ホテルのベッドメーキング、ボーイなどには1ドル程度。ホテル、空港のポーターには荷物1個につき2ドル程度。
ビジネスアワー
官庁は週休二日制。銀行や会社も週休二日制が多いです。大型スーパーやショッピング・センターは365日開店。営業時間は、官庁は7時半~16時半までのところが多く、銀行は9時~15時(ショッピングセンター内併設銀行は、営業時間が長い上週末も開いているところが多い)、一般企業では8時~17時まで。