留学関係

令和2年3月19日

(九州大学に留学中のEsteban Córdobaさん(一番左側))
 

   日本政府(文部科学省)は、日本と世界各国相互の教育水準を向上させるとともに、相互理解、国際協力の推進に貢献することを目的とした国費外国人留学制度を実施しており、選考された留学生に対して、渡日旅費、帰国旅費、さらに日本での学費・生活費を、奨学金として国費で支給しています。

   この国費外国人留学制度により、コスタリカ人学生に対して、(1)研究留学生、(2)学部留学生、(3)専修留学生、(4)教員研究留学生、(5)日本語・日本文化研修留学生の各分野について、毎年募集を行っており、今までに160名を超えるコスタリカ人留学生がこの制度を利用して日本で学んでいます。国費外国人留学生制度の各プログラムの概要は次のとおりです。詳細につきましては、日本大使館に問い合わせ下さい。

国費外国人留学生制度の各プログラムの概要

研究留学生(大学院レベル)

   自国の大学を卒業した35歳未満の者を対象。日本の大学院において教育・研究指導を受ける留学生で、渡日後6ヶ月間の日本語予備教育を受講後、大学院研究科において専門教育を受けます。留学期間は原則として2年以内ですが、規定された期間内に学位取得のため正規課程に進学した者に対し、所定の審査を経た上で、留学期間を延長することが可能です。
 

学部留学生(学部レベル)

   満17歳以上22歳未満の者が対象で大学学部4年制に学ぶ学生。大学に進学前に、日本において1年間の日本語を中心とした予備教育を受講後、大学学部に進学。留学期間は5年間。学部卒業後、大学院の正規課程(修士課程又は博士課程前期)に入学を許可された者については、選考により留学期間を延長することが可能です。
 

専修学校留学生(学部レベル)

   満17歳以上22歳未満の者を対象に、生活に密着した技術や専門的技術を習得するため、専修学校において教育指導を行います。渡日後1年間の日本語を中心とした予備教育を受講後、専修学校の専門課程において2年間の教育指導を受けます。
 

教員研修留学生(大学院レベル)

   満35歳未満で、海外の初等中等教育機関の現職教員等を対象として、我が国の教育養成系大学で研修を行います。渡日後6ヶ月間の日本語予備教育を受講後、大学が提供する1年間の研修プログラムに従って教育指導を受けます。
 

日本語・日本文化研修留学生(学部レベル)

   満18歳以上30歳未満で、自国の大学で日本語・日本文化に関する分野を主専攻としており、帰国時点で大学に在籍している者を対象に、日本での研修の機会を提供することを目的とします。研修プログラムは大学が提供する1年間のプログラムに従って教育指導を受けます。

トピックス

国費留学生体験談「Diario de Becarios Activos en Japón」

   「Diario de Becarios Activos en Japón」は、現在、日本に留学中のコスタリカ人留学生から、日本での日々の暮らしや大学生活等の体験談を、留学生の皆さん視点から投稿して頂いたレターを掲載しています。これから文部科学省国費留学で日本への留学を目指す皆さんのご参考になれば幸いです。