平成29度草の根文化無償資金協力「コスタリカ国立音楽センター附属音楽学院機材整備計画」の贈与契約に関する署名式を行いました!

平成30年2月16日

(左から、ガブリエル・ゴニ・コスタリカ国立音楽センター代表、伊藤大使、及びガブリエラ・モラ音楽学院代表)

  2月15日、伊藤大使は、コスタリカ国立音楽センター附属音楽学院との間で、平成29度草の根文化無償資金協力「コスタリカ国立音楽センター附属音楽学院機材整備計画」に関する贈与契約に署名を行いました。

  この署名式は、コスタリカ国立音楽センターで行われ、ガブリエル・ゴニ・国立音楽センタ-代表、ガブリエラ・モラ国立音楽センター附属音楽学院代表、同音楽学院関係者、生徒等等50名が出席しました。

  署名式で、伊藤大使は、「本日、ここに、ガブリエル・ゴニ・コスタリカ国立音楽センター代表及びガブリエラ・モラ附属音楽学院代表との間で、草の根文化無償資金協力「コスタリカ国立音楽センター附属音楽学院器材整備計画」に関する贈与契約に署名を行うことができ大変嬉しく思います。供与額は90,288ドルで、音楽学院に新たに増築される音楽教室及び講堂の整備に必要なピアノ、チューバ、ホルン等の楽器をはじめ、音楽教室用の椅子、譜面台等を整備する予定です。このプロジェクトによって、音楽を通じて日本とコスタリカ両国の関係がさらに発展するとともに、コスタリカにおける青少年の健全な育成、音楽を通じた文化教育の振興に寄与することを祈念します。」と語りました。

  ガブリエラ・モラ音楽学院代表は、「日本政府と日本国民の皆様のご理解とご協力に感謝申し上げます。このプロジェクトは音楽学院の新教室や講堂で使用する楽器や備品を整備するもので、これにより音楽学院の教育環境は飛躍的に向上し、ここで音楽を学ぶ学生の質の向上と音楽を通じた文化教育の振興にも寄与するものです。日本大使館は常にコスタリカ国立音楽センターと音楽学院とともにあり、私たちの活動に理解と共感を示していただき心強く思っています。コスタリカ国立音楽センターと音楽学院は、伊藤大使に改めて感謝申し上げるとともに、供与していただく楽器や備品は、私たち皆で大切に使わせていただきます。」と語りました。

  国立音楽センターと音楽学院は、音楽を通じて日本とコスタリカの友好親善と文化交流の促進に貢献しており、2015年の日中米80周年に際しては、コスタリカ国立交響楽団弦楽四重奏団を日本に派遣していただいたのをはじめ、日本と音楽を通じた様々な文化交流活動に積極的に協力していただいています。

  また、この3月15日には、2011年3月11日に発生した東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、被災地の復興を祈念して開催する「津波ヴァイオリン・コンサート」に際しても、当館が招待するヴァイオリニストの岩住励さん、ピアニストの碓井俊樹さんとコスタリカ青少年交響楽団とのジョイント・コンサートも行う予定です。

  日本大使館は、今後も草の根レベルの文化活動を促進しながら、日本とコスタリカ両国の友好親善に寄与するとともに、コスタリカの青少年の健全な育成、文化教育の振興にも貢献していきたいと思います。

 
(贈与契約に署名する伊藤大使とガブリエラ・モラ代表)  (伊藤大使挨拶)
 
(署名式に出席した音楽学院の皆さんと一緒に)  (署名式後に開催された記念のミニコンサート)