コスタリカ・中米初の人工衛星「イラス」が宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」から軌道に放出されました!

平成30年5月11日

(コスタリカ衛星「Irazu」(出典:JAXA))

  5月11日(金)午前4時30分(コスタリカ時間),国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から,金井宣茂宇宙飛行士の操作によりコスタリカ・中米初となる人工衛星「イラス」が軌道に放出されました。
 
  同人工衛星は,中米宇宙協会(ACAE)とコスタリカ工科大学(TEC)が九州工業大学の技術協力を得て開発したものです。その大きさは10立法センチメートル,重量は約1キログラムという小型衛星ですが,コスタリカの技術者の英知と情熱の結晶であり,コスタリカの科学技術史において大きな一歩と言えます。
 
  同衛星はコスタリカの熱帯雨林の観測データを収集し,環境保全の取組に役立てることを目的にしています。同衛星は,本年2月にコスタリカ側からJAXAに手渡され,4月2日にSpaceX-14で宇宙ステーションに運び込まれました。
 
  日本大使館は,今回のコスタリカの歴史的な快挙を祝するとともに,日本がそれに少しでも貢献できたことを嬉しく思います。
  
  人工衛星の放出等のビデオへのリンク: https://www.youtube.com/watch?v=4wRQ1Nljuiw
   特にコスタリカに関係のある部分
   05:09-05:13 サンホセの画像
   06:57-07:27 イラス計画の概要
   28:13-29:00 アルバラード大統領のメッセージ
   34:55-35:30 カウントダウン
   35:30-35:32 放出の瞬間
   49:03-50:14 エスキベル駐日コスタリカ大使の挨拶
   1:34:00-1:37:00 記者会見における同大使の発言