コスタリカにおける日・伯方式の地上デジタルテレビ放送が開始しました!

令和元年8月19日

(地上デジタルテレビ放送開始記念式典における来賓の皆さん)

  8月14日,コスタリカ科学技術通信省において,コスタリカにおける日・伯方式(ISDB-T方式)の地上デジタルテレビ放送開始記念式典が開催され,在コスタリカ日本大使館からは白方信行臨時代理大使が出席しました。また,日本の総務省からは渡邊健・国際戦略局次長が出席しました。

  白方臨時代理大使は,「両国はこれまでにも多様な分野において交流を深めてきたが,今回の地デジ放送に代表される技術協力分野も重要な柱の一つである。今後,当国におけるデジタル化進むことで更なる発展が図られること,そして当国の例が端緒となって周辺諸国に拡大していくことを望んでいる。」と述べました。同様に総務省の渡邊国際戦略局次長からも,同方式の導入に向けて尽力してきた全ての関係機関への感謝の言葉が伝えられました。

  また,この記念すべき日に際し,式典の主催者であるサラサール科学技術通信大臣は,「当国が地上デジタルテレビ放送の日・伯方式の採用を決定したのは2010年。それから約10年間が経過し,これまでにデジタル放送開始に向けてともに協力してきたすべての関係者,特に日本政府や同国の専門家・技術者と今日を迎えられたことに喜びを感じている。同技術の導入により国内のデジタル化が加速することを望んでいる。」と述べました。

  コスタリカは地上デジタルテレビ放送を開始した中米初の国となり,ラテンアメリカ全体でもブラジルに次いで2番目となります。現地時間15日午前零時に,首都圏含む大半の地域でアナログ放送からデジタル放送への完全移行が実施されました。
    
 
(白方信行・日本大使館館臨時代理大使による挨拶)  (渡邊健・総務省国際戦略局次長による挨拶)
 
(サラサール科学技術通信大臣による挨拶)  (JTEC阪口専門家によるプレゼンテーション)
 
(会場の聴衆のみなさん)  (地デジを活用した緊急警報装置)