「マリア・マリン・ガラガルサ小学校教室建設計画」供与式

令和3年8月3日
供与式の模様
供与式の模様
供与された教室
 7月24日、グアナカステ県サンタ・クルス市において、小松親次郎大使、白方信行参事官、クラウディア・ドブレス大統領夫人、パウラ・ビジャルタ公共教育省大臣代行らが出席し、マリア・マリン・ガラガルサ小学校教室建設計画の供与式が行われました。

 同小学校は2012年のニコヤ大地震により校舎全体に深刻な被害をうけた学校の一つです。今回、公共教育省主導で行われた同校の校舎改修工事に合わせて、2教室と1幼稚部教室部分の建設が日本国大使館の供与によって実現しました。
 
 今回の被供与団体である、マリア・マリン・ガラガルサ小学校運営委員会は、2教室と1幼稚部教室建設のために、日本政府の「人間の安全保障・草の根無償資金協力」事業を通じて、8万3000ドル(約4600万コロン)の供与を受けていました。

 「人間の安全保障・草の根無償資金協力」は非営利団体を対象として、人間の安全保障の理念を踏まえ、開発途上国における経済社会開発を目的とし、地域住民に直接裨益する、比較的小規模な事業のために必要な資金を供与するものです。
 
 同校の改修工事完成を記念して小松大使は「今回の供与はこの地域の生徒たちが安全な環境で教育をうけ、地域の将来的発展に貢献していけるようにとの願いをもって行われました。また日本国大使館が1989年から人間の安全保障・草の根無償資金協力を通じて支援してきた案件251件のうち教育分野での事業は67件を占めます。これからも日本国大使館はコスタリカ社会における最重要理念の一つであるこの分野における更なる発展に貢献し、そして日本・コスタリカ二国間の絆をさらに強化していきたいと考えています。」とのコメントを発表しました。
供与された教室
供与された教室