第20回日本語弁論大会が開催されました

令和6年5月31日
大会参加者及び来賓

大会参加者及び来賓


令和6年5月26日、国立ナショナル大学において、第20回日本語弁論大会が開催されました。同大会は、国際交流基金の協力のもと、当館とコスタリカ日本語教師会が共同して開催しました。

この大会は、これまで日本語学習に費やした時間別に、(1)手紙(日本語学習時間100時間未満)、(2)弁論(短)(同100~200時間)、(3)弁論(長)(同200~500時間)3つのカテゴリに分かれて実施され、事前に予選が行われました。

今回は、審査員として、有吉勝秀在コスタリカ日本国大使、半山章人サンホセ日本人学校校長、小野由美JICAコスタリカ支所企画調査員、丸山真理コスタリカ日本人会理事、蟻末淳国際交流基金メキシコ日本文化センター日本語上級専門家、アストリッド・エルナンデス中米カリブ日本語教師教育ネットワーク理事の6名が参加しました。

この大会は、コスタリカの日本語学習者(約1000名)を対象に、日頃の日本語学習の成果を発表する場を設け、日本語学習意欲の向上とコスタリカにおける日本語の普及を促進することを目的として実施しているものです。パンデミックの時期を除き、2000年からほぼ毎年開催してきた当大会は、今年で第20回を迎えました。

有吉大使は開会式の挨拶で、ご自身が学生時代に出場した弁論大会の経験に基づき、出場者を激励されるとともに、発表後の総評では、出場者全員の努力を称え、今後も日本語学習を続けることが重要と参加者を励ましました。

メキシコから参加された日本語教育専門家の蟻末先生とグアテマラから参加された中米カリブ日本語教育ネットワーク理事のエルナンデス先生は、発表者全員に温かい言葉をかけてくださった上で、今後も日本語学習を継続し、さらなる上達を目指すよう励まされました。

「弁論(長)部門」で優勝したSUSANA VEGAさんは、トリニダード・トバゴで行われる中米カリブ日本語弁論大会にコスタリカ代表として参加予定です。

本大会の各カテゴリの入賞者は次のとおりです。

[弁論(長)部門] 有吉理香大使夫人から表彰状が授与されました。
   1位: Susana Vega (コスタリカ大学)「私の人生を変えた日本語」
   2位: Eva Sofía Zamora Brenes (日本文化センター)「私の知らない日本」
   3位: Tomás Rojas Loría (日本文化センター)「日本の紛争解決」

長編部門入賞者

[弁論(短)部門] 吉田憲JICAコスタリカ支所所長から表彰状が授与されました。
   1位: Sebastián Rodríguez Salazar (個人レッスン)「エンジニアの目から見た技術大国:日本」
   2位: Megan Vega Happer (個人レッスン)「日本語を勉強してよかったこと」
   3位: Alexander Araica Urbina (コスタリカ大学)「日本語はおもしろい」

短編部門入賞者

[手紙部門]  半山章人サンホセ日本人学校校長から表彰状が授与されました。
   1位: Byron Ariel González Portuguez (日本文化センター)「1年前の君へ」
   2位: Raquel Herrera Bermúdez (個人レッスン)「私の親友マリアナへ」
   3位: José Luis Salome (日本文化センター)「ペルーにいるお母さんへ」

手紙部門入賞者

[審査員特別賞]  小野由美JICAコスタリカ支所企画調査員及び丸山真理コスタリカ日本人会理事から表彰状が授与されました。
    María Fernanda Monge Mussio (コスタリカ大学)「私の好きな日本の芸術家」
    José Pablo González Aguilar (個人レッスン)「アニメを通して日本を知る」

特別賞受賞者
有吉大使挨拶  来賓
(有吉大使挨拶)  (来賓)
発表の様子  発表の様子
(発表の様子)  (発表の様子)
中米カリブ日本語教育ネットワーク理事 アストリッド・エルナンデス氏講評
有吉大使挨拶  国際交流基金メキシコ日本文化センター 日本語上級専門家 蟻末淳氏講評
(中米カリブ日本語教育ネットワーク理事 アストリッド・エルナンデス氏講評 )  (国際交流基金メキシコ日本文化センター 日本語上級専門家 蟻末淳氏講評)