野口中南米局長によるコスタリカ訪問

令和6年6月25日
oficial イベントにおける野口局長のスピーチの様子
6月7日、サンホセ市内のコンベンションセンターで開催されたハイレベル海洋イベント「Inmersed in Change」に、野口泰日本外務省中南米局長が出席し、海洋プラスチック汚染問題に関する日本政府の立場についてスピーチを行いました。本イベントは、2025年夏にニースでフランスとコスタリカの共催で開かれる第三回国連海洋会議(UNOC3)のプレイベントにあたります。
 
野口局長はスピーチの中で、「日本は、2019年のG20大阪サミットにおいて、世界共通のビジョンとして、2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的汚染をゼロにすることを目指す『大阪ブルー・オーシャン・ビジョン』を提唱しました。このビジョンは、現在までに80以上の国・地域が共有する、世界的に広がりを持つビジョンになりました。2023年のG7広島サミットでは、2040年までに追加的なプラスチック汚染をゼロにするという野心的な目標もとりまとめるなど、日本は引き続きこの分野での取組をリードしてきました」と述べました。
 
 
また、今回のコスタリカ訪問に際し、野口局長は、コスタリカに進出している日本企業のひとつであるテルモ社の工場(テルモBCT)を視察しました。テルモ社はコスタリカ国内のフリーゾーンに3つの工場を有しており、コスタリカ人の従業員を3000人以上雇用し、コスタリカの主要産業である医療機器の製造・輸出に貢献しています。
 
 

 
grupo テルモBCT工場視察の様子。左からルイス・カストロ エンジニアシニアマネージャー、有吉勝秀駐コスタリカ日本国大使、理香大使夫人、野口局長、ルイス・カルロス・シレス製造シニアマネージャー、古谷専門調査員、森重晋平ディレクター