「パルマル・スール老人ホーム医療機材整備計画」署名式

令和6年10月24日
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2024年(令和6年)10月17日、有吉大使公邸にて、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みにより、「パルマル・スール老人ホーム医療機材整備計画」の贈与契約の署名式が行われました。

本プロジェクトの被供与団体(実施団体)であるパルマル・スール・デ・オサ老人ホーム協会は、プンタレナス県オサ市パルマル・スール地域の高齢者の方々に対し、介護・医療サービス、ライフスタイル改善支援、在宅介護サービスを無償で提供しています。

本案件は、社会経済的に脆弱な状況にある高齢者の方々が適時・適切な医療サービスを受けられるよう、同老人ホーム協会に対し、心電計、高強度レーザー、電動ストレッチャーといった医療機器を供与するものです。
 
署名式において、有吉大使は、パルマル・スール老人ホーム協会のこれまでの貢献と努力に敬意を表しつつ、全ての人々が保健・福祉に公平にアクセスできるようになることは「人間の安全保障」の主旨の一つであり、同理念が日本と全世界に有する重要性を指摘しました。また、日本として本計画に協力できることは光栄であり、本計画を通じてオサ市の高齢者の方々の医療サービスの向上に長きにわたって貢献することを願う旨述べました。

パルマル・スール老人ホームのマリツァ・ヒメネス運営理事長は、「今日私たちが日本から受け取った寄付は、私たちにとってとても重要であることを強調したいと思います。この寄付によって、老人ホームの居住者及び在宅サービスの利用者の両者に、より良い医療サービスと良い生活の質を提供できるようになるからです」と述べられました。

当館は、本計画がオサ市の脆弱な立場にある高齢者の方々の健康状態の改善に直接貢献できることを期待しつつ、本計画の進捗を見守っていきます。