「トマス・カサス・カサフス病院医療機材整備計画」引渡式

令和7年5月7日
供与式参加者
供与式
供与式

2025年4月24日、プンタレナス県オサ市シウダ・コルテス地区にて、平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「トマス・カサス・カサフス病院医療機材整備計画」の引渡式が行われ、当館から松本参事官、被供与団体であるオサ市癌治療・緩和ケア支援協会からビクトル・トレホス会長、並びにトマス・カサス・カサフス病院からホルヘ・カルデロン医長らが出席しました。

本案件では90,909米ドルが贈与され、外科手術用顕微鏡と光刺激用レーザーが購入されました。手術用顕微鏡は脊椎や眼科の手術、光刺激用レーザーは慢性疼痛や潰瘍の治療を当病院で行う事を可能とし、年間約400人以上の患者が直接的に裨益し、住民の医療環境が格段に向上しました。

松本参事官は、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じた医療機器の購入により医療環境の向上を行い、直接人々の生活改善に貢献できる事を嬉しく思うと述べました。また、適切に維持管理を行ってきたことに感謝し、今後も末長く使用し、より多くの人々を健康に貢献して欲しいと述べました。

オサ市癌治療・緩和ケア支援協会ビクトル・トレホス会長は、「いただいた医療機器はオサ市の患者をサポートするために必要不可欠なものであり、機器を供与くださった日本国民の皆様には、感謝しきれないくらい感謝しています。維持管理を適切に行い、大事に使用しています。」と述べました。

トマス・カサス・カサフス病院のホルヘ・カルデロン医長は、先端技術を駆使した医療機器の導入を可能にしたとして、日本国民とオサ市癌治療・緩和ケア支援協会に感謝しました。また、「供与いただいた外科手術用顕微鏡のおかげで、脳神経外科と眼科の手術する事が可能になり、オサ市だけではなく周囲の市の人々を含め、病院と患者の皆様を代表して感謝しています」と述べました。

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