「ゴルフィト・マヌエル・モラ・バルベルデ病院理学療法機材整備計画」引渡式

令和7年5月7日
引渡式
引渡式
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2025年4月25日、プンタレナス県ゴルフィト市ゴルフィト地区にて、平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ゴルフィト・マヌエル・モラ・バルベルデ病院理学療法機材整備計画」の引渡式が行われ、本館から松本参事官、被供与団体であるゴルフィト・マヌエル・モラ・バルベルデ病院支援協会からナタリア・チャフド副会長、並びにゴルフィト・マヌエル・モラ・バルベルデ病院からパブロ・ゴメス総院長らが出席しました。

本案件では88,063米ドルを贈与資金で、理学療法機材13個(圧力波治療器、マイクロ波治療器、リハビリ用階段、直流磁気治療器、リンパ排水機、トレッドミル、肩関節輪転運動器、チルトテーブル、持続的関節他動訓練器、平行棒、渦流浴槽、トラクション テーブル、リハビリ訓練台)が購入されました。リハビリのため車で片道6-7時間かかる首都サンホセへの通院をすること無く、運動機能を回復するための理学療法を行う事が可能になり、年間約2,350人の患者が裨益しています。

松本参事官は、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じた医療機器購入により、医療環境の向上を実現、直接人々の生活改善に貢献できる事を嬉しく思うと述べました。また、適切に維持管理を行ってきたことに感謝し、今後も末長く活用し、より多くの人々の健康に貢献して欲しいと述べました。

ゴルフィト・マヌエル・モラ・バルベルデ病院支援協会ナタリア・チャフド副会長は、「理学療法機材13個のおかげでリハビリを行う事が可能になり、ゴルフィト市のすべての住民は大変助かっています。」と述べこの供与を可能にした日本国民に感謝の意を表明しました。

同病院パブロ・ゴメス総院長は、ゴルフィト市は移動距離が長く、同病院に通院するには車かボートで移動する必要があるが、以前は機材がなかったため、首都のサンホセまで行く必要があり、リハビリには困難が伴ったこと、供与された理学療法機材どれだけ必要不可欠であるか、を強調し、感謝の意を表明しました。

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