令和7年度外務大臣表彰伝達式の開催

令和7年10月29日
元国費留学生協会とともに
2025年(令和7年)10月23日、有吉大使公邸にて、コスタリカ元国費留学生協会に対する令和7年度外務大臣表彰伝達式が行われました。

外務大臣表彰は、コスタリカと日本の友好及び相互理解の強化への顕著な功績が認められた個人や団体に対し授与されるもので、同協会は、様々な形で両国の相互理解や友好親善の促進に貢献してきました。具体的には、帰国留学生と現役留学生同士のネットワーク構築の他、日本へ留学を希望する学生に対して日本での生活や留学制度について気軽に相談できる体制の構築、日本の大学教授を招へいしたシンポジウムの開催、また令和6年にはパルマレス市に西部日本センターを開設して日本文化講座や日本関連図書の貸し出しを始めるなど、将来の親日家育成に貢献したほか、講演会や日本関連イベントの開催等、日本文化の普及にも努めました。

式典において、有吉大使は同協会の両国の友好親善につながる様々な活動に謝意を表し、同協会理事エリック・ブレネス氏に表彰状が授与されました。
ブレネス氏は、「これまでコスタリカ元国費留学生会は、ランケスター植物園内に原爆犠牲者慰霊の石灯籠を設置するなど、さまざまなプロジェクトを実施してきました。来年2月には、コスタリカが中南米帰国留学生会フォーラムの主催国となる予定です。これらの活動は、ここにいる留学生会の幹部をはじめ、多くの方々の支援によって実現しているものであり、すべての関係者に感謝申し上げます。また、日本大使館の協力にも深く感謝します。」と述べられました。

同表彰式には、元国費留学生協会メンバーに加え、同会作成の外交関係樹立90周年本作成協力者であるアルバロ・セデーニョ・モリナーリ元駐日コスタリカ大使、外務省の方々が出席されました。当館は、日本への国費留学という自身の経験を、このようなコミュニティの設立・活動を通して還元してきた元国費留学生の皆様に対し外務大臣表彰の授章を伝達できることを光栄に思い、両国の関係が今後も大いに発展していくよう、引き続き努力していきます。