「コスタリカ赤十字救急車整備計画」署名式

令和7年11月29日
fotos cruz roja
2025年(令和7年)10月21日、有吉大使公邸にて、令和7年度草の根・人間の安全保障無償資金協力の枠組みにより、「コスタリカ赤十字救急車整備計画」の贈与契約の署名式が行われました。
 
本プロジェクトの被供与団体(実施団体)であるコスタリカ赤十字社は、コスタリカ全土の様々な緊急対応、人道的活動、ボランティア活動等を行っており、コスタリカ国内のすべての人々の安全と健康に大きく貢献しています。
 
この度、グアナカステ県カニャス市の赤十字支部の救急車が年期を迎え使用不可能になりカニャス市周辺で提供するサービスが低下したため、四輪駆動の救急車1台を供与する事で緊急搬送の迅速化及び医療サービスの向上と地域全体の医療環境改善します。
 
署名式において、有吉大使は、コスタリカ赤十字社のこれまでの貢献と努力に敬意を表し、コスタリカ赤十字社には天皇誕生日レセプション、空手や柔道のイベント等ではいつも救急車を配置して万一の場合に備えていただいている事に謝意を表明しました。また、全ての人々の「人間の安全保障」に尽力している赤十字に協力できることは光栄である旨述べました。
 
コスタリカ赤十字社のディアネ・マレンコ会長は、コスタリカ赤十字隊員6500人の代表として公邸に招かれた事に謝意を示しました。また、「赤十字は年中無休、日々24時間体制でコスタリカ全土の緊急対応を行い、日々命を救っている。この救急車はコスタリカ赤十字に供与されるとは言え、分け隔てなくすべての人々(子供、老人、路上生活者、違法移住者、観光客、もしかしたら日本人の観光客)の命を救うことが可能にする。」として、有吉大使をはじめ日本国民、日本政府に対し、謝意を表明しました。

当館は、本計画がコスタリカ赤十字の活動に直接貢献できることうれしく思います。