コスタリカ大学サンホセ・プラネタリウム設立20周年記念式典及び記念事業「七夕イベント」の実施(2025年7月7日・8日)

令和7年7月17日
(左から)サラス館長、大使夫人、タリアシュビリ前館長、有吉大使、ホルヘ・パエス教授
特別上映
2025年7月8日、国立コスタリカ大学サンホセ・プラネタリウムにて、開館20周年を祝う記念式典が開催され、当館から有吉大使夫妻が出席しました。
式典には、カロリーナ・サラス同館長他、前館長のレラ・タリアシュビリ氏、ルイス・アドリアン・モラ同大学国際関係課長、プラネタリウム関係者らが出席しました。
 
このプラネタリウムは2005年に日本の文化無償資金協力の支援にてプラネタリウム投影機(五藤光学研究所製造)が整備されました。また、開館に合わせ、JICAシニアボランティアとして望月征司氏(五藤光学研究所職員)が派遣され、同施設においてプラネタリウムの整備・管理の指導を2年間行われました。当時、望月氏が指導された学生の一人が現館長のサラス氏であり、こうした望月氏のご尽力が20年後の現在へとつながっています。
 
式典時の挨拶で、有吉大使は、プラネタリウムの20周年を心から祝福すると共に、この装置は両国の協力と友情の実りであり、今後も大切に維持されることを願う旨述べられました。
また、同社代表取締役の五藤信隆氏および望月氏から届いた祝辞が読み上げられました。望月氏の祝辞では、1975年に開館に立ち会ったフィリピン国立博物館のプラネタリウムは今年で50周年を迎えるが今以って健在であり、プラネタリウム投影機は精密な光学器械だが、定期的なメンテナンスを怠たらなければフィリピンのように30年、40年、50年と使い続けることも不可能ではないと伝えると共に、今後も是非大切に使い続けてほしい旨激励されました。
 
また、この記念日に合わせ、プラネタリウムでは7月7日から約1週間程度、多数の記念イベントが行われており、当館も7月7日に、日本の伝統行事である「七夕」を紹介するイベントを実施しました。来場者には短冊に願いごとを書いて笹に結んでもらい、日本文化の一端に触れていただきました。併せて、織り姫と彦星のお話に関する紙芝居や折り紙教室も開催し、子どもたちを中心に多くの方にご参加いただきました。
参加いただいた皆様、ありがとうござました!

今後も大使館は、教育・文化の分野における日コスタリカの友好関係の促進に努めてまいります。
折り紙教室の様子
参加者らと