日本酒普及セミナーの開催(2025年4月15日)

令和7年4月25日
左から松崎晴雄会長、有吉勝秀駐コスタリカ日本国大使、理香大使夫人
松崎会長による日本酒に関する講義
4月15日、公邸において、当国を視察した松崎晴雄日本酒輸出協会会長(株式会社マーケティング代表)と協力し、現地のホテル、レストラン、輸入業者等を対象に「日本酒普及セミナー」を開催しました。

開会の挨拶において、有吉大使は、松崎会長の当地訪問に対して感謝の意を表すとともに、出席者に対して、講義とテイスティングを通して、日本の伝統ある日本酒を楽しんでいただきたい旨述べられました。

松崎会長は、日本酒の製造方法また、主要な原料となる「コメ、水、及び麹(こうじ)」について説明しました。また、水源と水質、コメの品種・精米度等が、日本酒の味、品質、分類に影響を与えると述べました。最後に、ワインと同様に日本酒も様々な料理や調理法と組み合わせることで、お酒自体や料理などの魅力を引き立てることができると説明しました。
 
日本酒のテイスティング中の一場面
本セミナーの実施にあたり、日本の新潟市にある石本酒造株式会社より、同社銘柄の「越乃寒梅」をご提供いただきました。加えて、現地輸入業者であるAncyfer社とDCW Investment社からも両社が扱う日本酒の提供のご支援を賜り、コスタリカの日本酒市場動向に関しても説明いただきました。
テイスティング用の日本酒
本セミナーは、日本酒を含めた日本食文化の紹介及び普及だけではなく、将来的な日本酒の輸出促進につながる大変良い機会となりました。今後もこのような交流を通じて、日コスタリカの絆を深めて参ります。
なお、2024年12月に「伝統的酒造り」がUNESCOの人類の無形文化遺産として登録されています。