コスタリカ・アマチュア・ボクシング協会に公式ボクシング・リングを供与しました!

平成29年10月13日

(伊藤大使と供与式に参加された皆さん)

  10月13日(金)、国立体育館附属のボクシング練習場において、日本政府の2016年度草の根文化無償資金協力「コスタリカ・オリンピック委員会スポーツ器材整備計画」により、コスタリカ・アマチュア・ボクシング協会に供与した公式ボクシング・リングの引渡式が行われました。

  この引渡式には、伊藤大使、ヘンリー・ヌニェス・コスタリカ・オリンピック委員会(CON)会長、ラファエル・ベガ・スタリカ・アマチュア・ボクシング協会(ACOBOX)会長はじめ、同協会所属のボクシング選手、コーチ、役員等の皆さん約70名が参加しました。

  はじめにベガ会長から「今日は、コスタリカ・アマチュア・ボクシング協会にとって忘れることのできない日になりました。これまでコスタリカ・アマチュア・ボクシング協会は、公式ボクシング・リングを持っておらず、自国で国際試合を開催することも困難でしたが、この度の日本大使館による公式リングの供与によって、コスタリカでアマチュア・ボクシングの国際試合を開催する体制が整いました。この公式リングの供与はコスタリカ・アマチュア・ボクシング界の技術レベルの向上に寄与するのみならず、中米地域のアマチュア・ボクシング界の発展にも貢献するもので、改めて伊藤大使に感謝します。」と述べました。

  これに対して、伊藤大使から、「本日、コスタリカ・アマチュア・ボクシング協会への公式ボクシング・リングの供与について、ご報告ができることを大変嬉しく思います。皆様もご承知のように2020年には東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。私はその大会にコスタリカの選手が出場し、表彰式のセンターポールにコスタリカ国旗がはためく姿を見たいと願っています。コスタリカのアマチュア・ボクシング界には、優秀な選手が多数おられると伺っており、私の希望を是非叶えていただきたいと思います。今回の器材供与が、そのための一助になれば幸いです。」と述べました。

  また、ヌニェス会長から「このコスタリカ・アマチュア・ボクシング協会に対する公式ボクシング・リングの供与は、日本政府のスポーツを通じた国際協力の一環によるもので、ボクシングの他、体操、水泳、卓球、フェンシングの各スポーツ競技団体に対しても器材を供与していただき、改めて感謝申し上げます。」と述べました。

  挨拶の後、供与した公式ボクシング・リングにおいてボクシングのエキシビジョンが行われるともに、ベガ会長から伊藤大使に感謝の盾が贈られました。

  日本大使館は、これからもコスタリカの選手、コーチ・役員の皆様に寄り添いながら、コスタリカのスポーツ界の発展に努めていきたいと思います。

 
(ヌニェスCON会長、伊藤大使、ベガACOBOX会長)  (伊藤大使挨拶)
 
(ヌニェスCON会長から伊藤大使に感謝の盾の授与)  (コスタリカ女子選手によるボクシングのエキシビジョン)
 
(日本政府が供与した公式ボクシング・リング全体)  (日本政府が公式ボクシング・リングのコーナーポスト)