在外公館長表彰のお知らせ(2023年10月)

令和5年10月17日
この度、以下の個人及び団体に対し在外公館長表彰を授与することを決定しました。
在外公館長表彰とは、諸外国との相互理解及び友好親善の促進や広報・文化事業の振興等、在外公館の任務遂行に多大な貢献があったと認められる個人及び団体に対し、在外公館長より表彰する制度です。

(1)コスタリカ文部科学省帰国留学生会
 












2014年の発足時より会長を務めるエリック・ブレネス・マタ氏を中心として、「日本文化週間」等、当館主催の文化行事への参加を含め、長年日本文化普及に貢献されました。また、コスタリカ大学理学部附属ランケスター植物園と協力し、同植物園の日本庭園における石灯籠の設置計画を主体的に進め、2023年6月に平和の象徴である石灯籠を設置し、「核兵器のない世界」の実現などに向けた日本とコスタリカの国際社会の平和と安定にかかる協力関係の一層の深化に寄与されました。


(2)エドガー・アルトゥーロ・シルバ・ロアイシガ氏(ジャーナリスト、コーヒー・アボガド生産者)
 












2022年に訪日した際の日本文化に関するSNS投稿が反響を呼んだほか、東日本大震災の被災地情報や復興の様子を取り上げた取材レポート(英語)を投稿し、日本に関する情報の対外発信に努められました。また、当館主催のサンラモン日本祭2023の開催では、ご自身の知名度を活かし講演者として参加し、日本訪問時の体験や日本の歴史・文化についての講演を行うなど、コスタリカ国民の方々の日本理解の増進に貢献されました。

(3)フロレンシン・フェルナンデス氏(国会国際関係・通商委員会参与)
 












20年以上にわたり当館とコスタリカ共和国国会との調整役を務められ、コスタリカ・日本友好議連に係る各種の調整のほか、日本からの要人の往来の際には、当国の要路との会談等の調整を担われています。現在の経済産業大臣である西村康稔特派大使の2022年のコスタリカ訪問の際には、ロドリゴ・アリアス国会議長への表敬訪問実現に貢献されるなど、日本とコスタリカの議員外交に大きく貢献されています。

(4)コスタリカ大学附属ランケスター植物園
 












ランケスター植物園は、平成19年度草の根文化無償協力と当時のJICAシニア・ボランティアの協力の下で同植物園内に設置された日本庭園の運営・管理を長年されており、同日本庭園を国内外に広報するほか、盆栽展の開催等、日本文化に関する行事の開催に積極的に携わり、同植物園は、コスタリカ国民の方々が日本文化に親しむための「窓」としての役割を果たしています。コスタリカ文部科学省帰国留学生会と共に、コスタリカ政府関係者の立ち会いのもと、同日本庭園における石灯籠の設置にも協力されました。また、2023年9月26日には、東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)と学術協力交流に関する協定を締結し、日本とコスタリカを含む世界的な植物学の教育研究の発展に向けた交流が期待されます。

これらの方々には、後日、在外公館長表彰伝達式において、在外公館長より賞状が授与される予定です。